皮膚科でイボは治せる?
体のイボができた
アトピーを持っている方など皮膚科を利用する方も多いですが、アトピーとはまた別の症状で悩んでいる方もたくさんおられます。
その1つになるのがイボです。
イボとは体にできる出来物のことで、その部分が軽く膨れ上がるのです。
虫刺されでよくある一時的な腫れとは違って長期的にそのイボが残ることも多いですし、症状によっては別の部位に広がったり、他人に移したりする場合もあります。
このようなデメリットのほか、見た目がよくないとして若い方など気にされる方もよくおられます。
イボを治したいときはどうしたらいいかというと、このときも皮膚科を利用できるのです。
受診先は一般皮膚科でOKです。
こちらの皮膚科ではアトピーの診察や治療もよく行われていますが、そちらの病院でイボの相談もできることが多いのです。
健康保険も適用されて費用面でもお得ですから、イボができて困っているときは利用してみるといいでしょう。
イボの治療方法
アトピーで皮膚科を受診すると保湿剤やその他の塗り薬、飲み薬などを処方され、それを使って症状を抑えていくのですが、イボの場合はどうなるのでしょうか?
このときも塗り薬や飲み薬なのかというと、実はこのときには病院で直接処置を受ける場合が多いです。
イボの治療でよく使われるのが液体窒素を使った治療です。
液体窒素とはマイナス196度という超低温の液体となります。
これを綿棒にしみこませ、それをイボに押し当てるという治療方法になります。
こうすることでイボの組織が低温やけどを起こし、やがて壊死します。
この治療を繰り返すことでイボを治せるのです。
ただし一度の治療ですぐに完治することは少なく、根気よくこの治療を定期的に繰り返す必要があります。
この治療はイボに物理的な刺激を与える治療となるため、軽いものですが痛みがあります。
このことから途中で治療を止めてしまう方もおられるのですが、その場合はイボが治りきらずに再発するリスクがあるのです。
患者にとっては少し負担のある治療になるかもしれませんが、地道に治療を続けることが大事です。
イボ治療のその他のポイント
イボができて皮膚科に通うときに知っておきたいその他のポイントについてですが、イボの治療はどんな方にも一定の効果のあるものはなく、人によって治療の効果は変わります。
スムーズにイボを治療できる方もいれば、なかなか治療が進まない方もおられます。
皮膚科で治療を受ければ誰でもすぐ治るとは限らず、根気が必要になることもありますから、医師とよく相談して治療を進めていくといいでしょう。